雨漏りのシミがある天井。
踏むと少し沈む、湿気た畳。
すきま風が入ってくる、ガタついた木枠の窓。
私たちが普段出会うのは、普通の不動産屋さんが見たら「解体ですね」と即答するような、そんな物件ばかりです。
でも、私たち「逆家賃不動産」の目には、これらが「最高の素材」に映ります。
「ここをこう変えたら、化けるんじゃないか?」
「あえてこのボロさを残した方が、カッコいいカフェみたいになるのでは?」
現場調査に行くたび、私たちの頭の中ではそんな「妄想リノベーション」が繰り広げられています。
今日は、特定の物件紹介ではありません。
私たちが普段、カフェのナプキンや裏紙に描いている「作戦図(ラフスケッチ)」と一緒に、私たちの「脳内の妄想」を少しだけお見せしましょう。
妄想の舞台:ある古民家の見取り図
もし、あなたがこんな家の住人になったら。どんな暮らしが待っているでしょうか?
まずは、今回の妄想の舞台となる家の全体図をご覧ください。

広い土間に、続き間の和室、そして長い縁側。
一見、使いにくそうな古い間取りですが、リノベーションの視点で見ると「宝の地図」に見えてきませんか?
それでは、この地図の中の「2つのエリア」をピックアップして、劇的ビフォーアフターを妄想してみましょう。
CASE 01:よくある「薄暗い土間」を、最高のカフェ・キッチンへ。
多くの古民家でよく見かけるのが、玄関を入ってすぐにある広い「土間(どま)」です。
かつては作業場でしたが、今は物置になっていて薄暗く、ジメッとしている…そんな場所が多いのです。
作戦計画:壁をぶち抜いて、プロ仕様に。
まずは、現場で走り書きしたラフスケッチをご覧ください。

南側の光を遮っている壁を取り払い、土間全体を一つの巨大なキッチンスタジオにする計画です。
【Before】よくある現状のイメージ
薄暗く、物置のようになってしまっている現在の姿です。

※写真はイメージです
【After】もし、計画を実行したら…
作戦図の通りにリノベーションした妄想図がこちらです。

「光の入り道を確保する」
作戦図の通り、南側の壁にある小さな窓を大きなガラス戸に変えてしまいます。これだけで、薄暗かった土間が光あふれる空間に一変します。
「業務用キッチンをドンと置く」
床は既存のコンクリートを活かしつつ、プロっぽいステンレスの業務用キッチンを設置。古い木の柱と、無機質なステンレスのコントラストが最高にクールです。
ここなら、泥だらけの野菜をそのまま持ち込んで洗っても気になりません。週末は友人を呼んで、スパイスカレーを煮込みながらビールを飲む。そんな「大人の遊び場」のようなキッチンが完成します。
CASE 02:よくある「日焼けした縁側」を、静寂のライブラリーへ。
次によく出会うのが、庭に面した長い「縁側(えんがわ)」です。
日当たりが良すぎて床板は日焼けし、障子は破れてボロボロ…なんてことも珍しくありません。
作戦計画:廊下ではなく「部屋」にする。
ただの通り道(廊下)として使うのはもったいない。ここを「滞在する場所」に変える計画です。

壁一面を収納にして、特等席を一脚だけ置く。贅沢なスペース使いを想定しています。
【Before】よくある現状のイメージ
障子が破れ、少し寂れてしまっている現在の姿です。

※写真はイメージです
【After】もし、計画を実行したら…
作戦図の通りにリノベーションした妄想図がこちらです。

「壁一面を本棚にする」
障子を撤去し、奥の壁一面に足場板(工事現場で使う板)で巨大な本棚をDIYします。漫画、小説、写真集…好きなだけ詰め込みましょう。
「最高の特等席を作る」
日焼けした床板は、あえてそのまま活かします。その上に、古道具屋で見つけたヴィンテージチェアと、小さなサイドテーブルを置く。
冬はポカポカした陽だまりの中で、コーヒーを片手に読書に没頭する。夏は窓を全開にして、庭の緑を眺めながら夕涼みをする。
そんな、誰にも邪魔されないあなただけのサンクチュアリ(聖域)です。
【比較表】普通の賃貸 vs 逆家賃の物件
「こんなに自由にいじっていいの?」と驚かれることが多いので、一般的な賃貸物件との違いを表にまとめました。
| 項目 | 一般的な賃貸アパート | 逆家賃不動産の物件 |
| DIY・改装 | 原則禁止(画鋲もNGな場合あり) | ほぼ自由(壁塗装、棚設置OK) |
| 退去時のルール | 原状回復が必須(元通りにする) | やりっ放しでOK(作品を残す) |
| 初期状態 | ピカピカにクリーニング済み | ボロボロ(残置物ありの場合も) |
| 家賃 | 相場通り(毎月かかる) | 激安 or 0円(逆にもらえる場合も) |
| あなたの役割 | お客様(家賃を払う人) | パートナー(家を育てる人) |
最大のメリットは、やはり「原状回復義務がない」こと。
作った棚を壊して捨てる必要はありません。
あなたが手を加えたその部屋は、次の住人へと引き継がれる「資産」になるからです。
よくある質問(FAQ)
DIY初心者の方や、入居検討者さんからよくある質問です。
DIYの経験が全くないのですが、大丈夫ですか?
大丈夫です!むしろここを練習の場にしてください。失敗しても怒られる大家さんはいません。
「壁紙が剥がれたら、上から好きな色を塗ればいい」という気楽さで楽しんでください。
改装費用は誰が出すのですか?
基本的に、DIYにかかる材料費は入居者様のご負担となります。その代わり、家賃を極限まで(時には0円以下に)下げています。「家賃として払うはずだったお金を、家のカスタム代に回す」と考えてみてください。
構造に関わる部分(柱など)も切っていいですか?
さすがに建物の倒壊に繋がる「主要な柱」や「梁(はり)」のカットはNGです。
大きな変更を加える場合は、事前に運営事務局へご相談ください。
まとめ:完成図なんて、なくていい。
いかがでしたでしょうか?
これらはあくまで「妄想」ですが、私たちの物件なら実現可能なレベルの話です。
あなたが「いいな」と思った直感を信じて、壁を塗ったり、棚を付けたり、時には失敗してやり直したり。
そんな風に、家そのものを巨大なプラモデルのように楽しむ暮らしこそが、私たちの提案するライフスタイルです。
もし、この妄想サンプルに少しでもワクワクしたのなら。
あなたはもう、こちらの世界の住人かもしれません。
▼ なぜ、こんなに自由なの?
「家賃0円で、しかも好き勝手に改装していいなんて、裏があるのでは?」
そう思った慎重なあなたへ。私たちがこの仕組みを成立させている「ロジック」を公開しています。

「普通の賃貸」は、もう卒業。
画鋲ひとつ刺せない窮屈な部屋を出て、あなただけの「秘密基地」を作りませんか?
DIY自由・原状回復不要・家賃0円〜。
ここでしか出会えない、クセのある物件だけを集めました。

