コンビニまで車で20分。それでも私たちが、この「不便な場所」を愛してやまない理由。

夕暮れの山間に佇む古民家の写真。記事タイトル「コンビニまで車で20分。それでも私たちが、この『不便な場所』を愛してやまない理由。」の文字

「最寄りのコンビニまで徒歩3分」
「駅チカ、スーパー至近」

不動産ポータルサイトでは、そういった「利便性」こそが正義であり、資産価値のすべてです。

逆に言えば、駅から遠く、コンビニもない私たちの物件は、世間一般の物差しで測れば「価値のない場所」ということになります。

UberEatsも来ない。
夜は真っ暗になる。
虫も出る。

確かに「不便」です。
しかし、実際にここに移り住んだ人たちは、口を揃えてこう言います。

「もう、あの便利な生活には戻れない」と。

なぜ、人はわざわざ不便な場所を選び、そこで満たされるのか。

今日は、私たちが考える「不便の効用」についてお話しします。


目次

1. 「消費」する暮らしから、「創造」する暮らしへ

都会の便利さは、言い換えれば「お金さえ払えば誰かがやってくれる」ということです。

お腹が空けば24時間いつでもお弁当が買えるし、壊れたものは買い替えればいい。それは楽ですが、自分自身の「生活する力」はどんどん弱っていきます。

ここの暮らしでは、夜中にお腹が空いてもお店は開いていません。

だから、近所の農家さんにもらった野菜で、自分でスープを作ります。
棚がなければ、ホームセンターで木材を買ってきて作ります。

「ないから、作る」。

このプロセスそのものが、実は人間の本能的な喜びを刺激します。
与えられたものを消費するだけの毎日から、自分の手で暮らしを作る毎日へ。その手応えこそが、ここでの豊かさの正体です。

古民家の木のキッチンカウンターに置かれた、泥付きの大根や人参などの採れたて野菜と、使い込まれた包丁とまな板

「自分でお金をかけずに暮らしを作る?」

私たちは、そんな「創造する人」を応援するために、家賃をもらうどころか、DIY資金を提供する「逆家賃」という仕組みを作りました。なぜそんなことができるのか? その秘密はこちらです。


2. 五感が蘇る「静寂」という贅沢

都会では、私たちは無意識に「感覚」を閉ざしています。

工事の騒音、ネオンの眩しさ、満員電車の圧迫感……それらから身を守るために、フィルターをかけて生きているのです。

ここの夜は、本当に静かで、真っ暗です。
最初は怖いと感じるかもしれません。
しかし、フィルターを外して耳を澄ますと、そこには豊かな音が溢れていることに気づきます。

風が木々を揺らす音、虫の音、雨が土を叩く匂い。

「不便」な場所だからこそ残っている、圧倒的な「自然の解像度」。

ただ縁側でコーヒーを飲むだけの時間が、極上のエンターテインメントになるのです。

比較表:「便利な都会」vs「不便なここ」

私たちが提供するのは、単なる「場所」ではなく「時間の使い方の変化」です。

比較項目便利な都会の暮らし私たちが提案する「不便な暮らし」
時間の使い方移動や消費に追われる
(効率重視)
料理や修繕に没頭する
(プロセス重視)
夜の環境街灯や騒音で明るく賑やか真っ暗で静寂
(星空や虫の声がBGM)
食事コンビニ・外食が中心自炊・地元の食材
(作る楽しみ)
トラブル対応管理会社に電話して終わり自分で直す・仲間に頼る
(スキルが身につく)
得られるもの快適さとスピード「生きている」という実感

3. 「余白」があるから、自由になれる

便利な場所は、すでに誰かの手によって完成されています。隙間がありません。

一方、私たちの扱う空き家や古民家には、広大な「余白」があります。

広い土間、使い道のない納屋、草むした庭。
そこは、あなたが何をしてもいい場所です。
絵を描いてもいい、大きな音で楽器を弾いてもいい、焚き火をしてもいい。

「何もない」ということは、裏を返せば「何でもできる自由がある」ということ。

不便さは、あなたの想像力を解き放つためのキャンバスなのです。

古民家の何も置かれていない広い和室から、縁側越しに緑豊かな庭を望む、静寂で自由な空間の風景

「余白といえば、前の住人の荷物はどうなるの?」

自由な空間を作るといっても、実家の片付けや残置物が心配ですよね。実は、私たちの物件は「宝探し」ができる状態で引き渡されることが多いのです。その理由はこちら。


「生活は成り立つ?」現実的なQ&A

ロマンチックな話ばかりしてしまいましたが、生活する上でのリアルな疑問(不便さへの懸念)にも正直にお答えします。

インターネットは繋がりますか?(仕事はできますか?)

ほとんどの地域で問題ありません。

光回線が通っているエリアも多いですし、山間部であっても現在は「Starlink(衛星通信)」を使えば、都会と変わらない速度でリモートワークが可能です。むしろ、誘惑が少ないので仕事が捗ると評判です。

正直、虫は出ますか?

はい、確実に出ます。

これを隠しても仕方ありません。夏は蚊も出ますし、見たことのない甲虫も来ます。ですが、不思議と半年も住めば「同居人」のような感覚で慣れてしまう方が大半です。対策ノウハウはコミュニティで共有しています。

車がないと生活できませんか?

基本的には「車(またはバイク)」が必要です。

スーパーや病院への移動には車が必須のエリアが多いです。ただ、車種はこだわらなければ安い軽トラや中古車で十分。維持費は都会の駐車場代より安いことがほとんどです。


「困ったときに孤立しませんか?」

不便な場所だからこそ、人の繋がりがセーフティネットになります。役所の空き家バンクとは違い、私たちが「管理」として並走する安心感について、こちらで解説しています。


まとめ:不便を楽しめる人が、一番強い

もちろん、虫は出ますし、草刈りは大変です。

でも、それを「嫌な労働」と捉えるか「自然との格闘というアクティビティ」と捉えるかで、人生の景色は変わります。

「便利ではないけれど、豊かな場所」

もしあなたが、クリック一つで届く便利さに少し飽きているなら。
一度、この「不便な楽園」を覗きに来ませんか?

ここには、お金では買えない贅沢な時間が流れています。


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